上大迫 博作 手描唐織袋帯全通黒地 『花 音』

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『花 音』は『花 信』と似た字義を有する。

花の咲いた知らせ、花の訪れ とも言う・・・・・・・。桜の花が咲いたと思ったら、もう散り敷いている・・・・。

なんとも儚い現実だ。

 

それでも、散るということを否定的に考えず、また、来年も咲いておくれ、今年もよくきれいに咲いて楽しませてくれたねと

考えるのでは、ちと赴きも変わってくる。

 

金銀を使い白主体に花びらを描いてみた。

 

散り敷く花びらをめでたい袋帯の柄にするなんて!と思われる方もおられるかもしれないが

花のその余韻を楽しむ風情を有するならば、何等支障は無い。

 

この作品の写真にしても、完全に仕上がった状態で掲載していない。

折角、着物作家と言われるようなサイトを訪問されているのに、ありきたりの完成写真ではつまらない!と思う。

この裏地にしても掲載していないが、色々な色生地を使って楽しむも良いし、

製作途中のような状態を見て楽しんでいただくのも良い。

 

 

垂れ柄から 仮太鼓 お太鼓 おなか柄 手先柄へと 全通での柄付けで、どんな結び方にも対応している。

 

少し寂しいかなと思われる方がいるのかな?

と考えたこともあったが、最近ではまったくそんなことには意を解さなくなってきてしまった。

 

非常に良いことだと思う。

 

それどころか、かなり迫力というかパンチのある作品に仕上がったと自負している。

 

ご意見がおありの方はお聞かせ願えれば幸いです。

 

 

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上大迫 博作 手描唐織袋帯全通ベージュ地  『夢 月』

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『夢 月』とはどんな月なんだろう?枝垂れ桜のつぼみが膨らむ頃に

嵯峨菊の花も見頃を迎えている、まるで春と秋の競演のような感じ。

 

お太鼓や御腹の左右から金銀の月模様を表す円形が見える。

それをバックに枝垂れ桜がゆらぎ、嵯峨菊の花が風に揺れる。

 

画面真ん中辺りに春秋のせめぎあい・・・・・というか幸せへ上り詰める階段のようにも思える。

 

枝垂れ桜の花はまだつぼみで花のガクに効き色の鮮やかな赤朱色を使用し、

敢えて、花には効き色を避けている。

 

一方銀の半円をバックに咲く嵯峨が菊の花。

あのたおやかな感じを表現するために、やや繊細に描いてみた。

 

この嵯峨菊にも脇役であるべき葉っぱに一部、金色を使ってあでやかな秋色を意識し、。

 

御腹柄には、枝柄を用いずに花びらのチラシや楓や菊の葉を散らして遊んでみた。

 

 その延長にある手先には桜の花びらを散らしている。

 

この袋帯も裏生地の色あわせで遊ぶのも楽しい、晴れやかなライトグリーンやサーモンピンク

一方、落ち着いたローシェンナーやライトグレーなんかでも楽しんでいただきたい。

 

その節には、そのようにお伝えいただくと進行は早い!

 

折角、世の中に何本もある帯の中からこの帯を選択するならば

可能な限り、楽しみたいと思うのは私だけではないはずだ・・・・。

 

※写真で生地が波打っているように見えますが、これは製作途上の雰囲気を見て頂くためで

仕上げをすれば、作品にはまったく影響いたしません。念のため・・・。

 

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